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59.鍋割峠を越えて鍋割北尾根巡り 〜難ルート試練〜

寄大橋[5:55]→(寄コシバ沢)→鍋割峠[8:10]→(崩落)→旧鍋割峠[8:55]→(鍋割北尾根・沢)→尊仏ノ土平[10:50/11:25]→(鍋割北尾根・山)→鍋割山[12:45/13:05]→(ウシロ沢左岸尾根)→仝[14:45] 「8h50m,12.8km,1450m」地図

2024年12月15日(solo)

3年前に通って滅茶苦茶怖い思いをした鍋割北尾根の沢ルートを歩いた。起点となる旧鍋割峠へは鍋割峠から2年前に通った崩落地を越えることにした。

鍋割峠は関東大震災で崩れ旧鍋割峠へは崩落地を越えなければならない。それでも2年前は踏み跡があり足場やロープが残っていたが、その痕跡はなくなっていた。今回が初見なら引き返していたかもしれない。
3年前に通った鍋割北尾根の沢ルートは、道に迷い常に撤退を考えながら歩いた記憶しか無いが、想像以上にルートは不明瞭で木の枝が被い繁っており、滑る急な岩場で枝を避けるのは困難を極めた。 一面が落ち葉に被われて足場は見えず灌木には行く手を遮られ、ルートファインディングと安全確保が必要不可欠だった。
核心部となった鍋割峠も鍋割北尾根も、一度歩いたという経験は物凄く貴重であり安心感や余裕に繋がるものだと痛感した。

60.北高尾山稜から南高尾山稜を歩いて 〜長ルート試練〜
 〜高尾山ファイナルとなるロングトレイル〜

高尾山口駅[4:50]→駒木野BS→富士見台[7:05]→狐塚峠→黒ドッケ[8:50]→関場峠→堂所山[10:40]→景信山[11:45/12:10]→城山[12:45/13:05]→大弛峠[13:50]→中沢山[15:10]→三沢峠→草戸山[16:50]→仝[18:55] 「14h05m,29.1km,2235m」地図

2024年12月22日(solo)

北高尾山稜から南高尾山稜へと続く大周回コースを高尾山最後の目標としてきた。12時間を優に超えるロングトレイルになると予想された。

ロングトレイルを覚悟して真っ暗なうちに行動を開始した。駒木野バス停付近で尾根に取り付き地蔵ピークを目指したのだが、側道の法面を登ることに気づかずルートから外れてしまった。 4年前に初めて歩いた北高尾山稜は小ピークが連続するタフなルートで、折り返しの堂所山には6時間弱かかった。
‘三角点かげ信小屋’で滑子饂飩を食べ、‘城山茶屋’で餅入汁粉を食べ終わると出発から8時間が過ぎていた。
大弛峠の国道を跨ぐ歩道橋を渡り、南高尾山稜に入る頃には日が傾きかけていた。6年前に初めて通ったことがあり、アップダウンはあるものの歩きやすく所々にベンチや遊具(?)が置かれている。 12時間が過ぎた草戸山で暗くなってきたので、ヘッデンを灯し真っ暗な登山道を歩いた。街の明かりに照らされた高尾山口駅に着くと14時間が経っていた。

61.西天狗岳からの撤退 〜雪ルート試練〜

唐沢鉱泉[7:35]→第一展望台→第二展望台[10:10]→西天狗岳[11:10]→仝[13:45] 「6h10m,6.1km,865m,-12.3℃,13.3m/s」

2024年12月29日(solo)

1年前に遭難しかけた天狗の奥庭へ、同時期の同ルートで再挑戦した。好天気の筈だったが、前回と同様の低気温の強風で、更に雪が舞い時折ホワイトアウトする悪条件となってしまった。 風の吹き抜ける所ではトレースは直ぐに消えた。西天狗岳山頂直下の岩場では視界が悪くルートが解らず、山頂に立つと登ってきたところすら解らなくなった。 登りで何度も挨拶を交わした人と行動を共にさせてもらい、何とか迷わずに下山することができた…仲間がいることの安心感を痛感!

1.還暦のお正月
 〜生まれ年のオールドヴィンテージワイン〜

2025年1月1日

昨年は誕生日以降に還暦のお祝いを何度も催して頂いてとても嬉しかった。
この正月にも、子供達が還暦のお祝いをしてくれた。赤いちゃんちゃんこと生まれ年のワインをプレゼントされた。ワインの味には60年分の重みが詰まったていた。

2.帰還不能点 〜150mに泣いた日光白根山〜

丸沼高原スキー場[8:40]⇒(日光白根山ロープウェイ)⇒山頂駅〜二荒山神社[9:20]→大日如来→白根山[12:20]→山頂駅[13:45]⇒仝[14:30] 「5h50m,6.0km,625m,-15.3℃,7.8m/s」

2025年1月4日(solo)

ココヘリが義務化された冬期の日光白根山に登った。ロープウェイの山頂駅からは、青空の下で雪煙の舞う山頂が見えた。二荒山神社の鳥居を潜り、新雪の積もる登山道へ出発。 標高2400m程の森林限界を超えると吹雪いていた。急登を登りきり視界が良ければ見えるであろう山頂まで150m程の辺りで、視界不良と下りのロープウェイの時間から帰還不能点として引き返すことに決めた。